リアルラブドール愛に味があるとしたらどんな味だと思う、

――ラブドールの展覧会では、男性だけでなく、若い女性も大勢来場しているそうですね。以前は周囲の目から隠して所持する対象だったのが、ある種の芸術品として明るい場所へも出るようになりましたね

 

近年「JIBO」や「Tapia」などの人型ではないロボットが注目を集める一方で、大阪大学石黒浩教授が手がける「マツコロイド」など、人を模したロボット(アンドロイド)も大きな注目を集めています。巨乳リアルドールそこで話題になるのが、不気味の谷と呼ばれる現象。

 

ロボットが人に近づいていく過程で、私たち人間はなんとも言い難い奇妙さを感じる瞬間があります。「オリエント工業製の貧乳ラブドール」は、それ自体は確実に不気味の谷を超える完成度の高さでした。しかし、それがアンドロイドとなり、口元が動いたり手が動いた瞬間に、私たちは何か大きな違和感を感じるのかもしれません。


展示会それぞれのオリジナル企画として、例えば前年のヴァニラ画廊では日本美術との融合をテーマに、あるいは五年前の元麻布ギャラリーでは〈愛玩人形家具〉展として、ラブドールと家具を組み合わせたアートを創作しました。そこには、アートというスタンスからも見てもらえる機会が増えれば、という気持ちはあったと思います。


著名なアーティストの方々からも好評をいただいています。アメリカの美術家ローリー・シモンズさんが、ラブドールを被写体に写真集を出したり、写真家の杉本博司さんが製品を購入して、海外の個展等で展示してくださったり。徐々にラブドールに対する、あるいはオリエント工業に対する偏見がなくなってきたのはありがたいことですね.

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